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元気になる朗読のはなしとは?
蔭山武人が、NHK時代から作りあげてきた「蔭山武人式朗読法」
朗読のヒントを、ホームページ上で公開いたします。
ますます、朗読のとりことなる情報満載の新コーナー。
どうぞ、ご期待ください
朗読には「聴き手」がいます
朗読の楽しみのひとつに、あなたの朗読を誰かが聞いてくれている、ということがあります。「読み聞かせ」の場合などはすぐそのことに気づくでしょう。聞き手が眼を輝かせてあなたの声に聞き入ってくれる時、そして内容に没頭してくれている時、読む人も又とても幸せな気分になれます。
普段の読書は大概「黙読」で、声は出しません。その時に読み手は、自分に向けて読むことで、自分のために内容を理解し味わっています。これに対して、朗読は聞き手の存在を意識しますから、読み手自身も、作品から「黙読」とは違った感動や感覚を得られることがよくあります。これもまた朗読の楽しみです。
朗読で伝えるもの
朗読の目的は、まず聞き手に内容が正確に伝わることにあります。その上で、作品の味わいや感動まで伝えることが求められます。しかし、感動はもとより、内容を正確に伝えることだけでも、思ったほど簡単なことではありません。
良い朗読であるかどうかを決めるのは、「聴き手」が存在することを、読み手がどれだけ意識しているかによります。それは、聞き手のためにしっかり読む、ということです。しっかり読むというのは、一音一音をはっきり発音することではありません。声に出して伝えるのは、一つ一つのことばではなく、ましてや発音そのものでもありません。伝えるべきは「内容」なのです。
朗読はコミュニケーション
朗読は自分勝手にただ文字を音に変えているのではありません。聴き手をいつも意識しています。そのためには、本の内容を充分に理解しなければなりません。文章を、目で読んだ場合よりもっと豊かに、感性や気分まで含めて伝えるには、どう声に出したら良いのかを工夫します。プレゼンテーションの力、コミュニケーションの力を高めなくては出来ない作業です。基本は「聴き手を思いやる心」です。ですから、朗読に取り組むことで得られるのは、ただ「上手に読む力」なのではなく、私たちの社会生活で一番大切な「コミュニケーションの力」なのです。
朗読は元気力
朗読は、生きる元気の源になる「元気力パワー」を秘めています。なにより、声を出すことによる生理的爽快感があります。文章をよむためには腹式呼吸が必要です。横隔膜をきちんと動かして深い呼吸をします。これは軽い運動と同様の効果がありますし、精神の安定にも役立ちます。そもそも声を出すことだけでも爽快な気分になれます。お腹から声を出す読み方ができれば、呼吸も深くなり、健康にも役立ちます。声帯から音を出し、舌、唇、のどや口の周りの筋肉を動員してよく動かせば、体のトレーニングと同様、若さを保てるでしょう。
朗読の楽しみ
朗読は、限られた人たちだけのものではありません。 だれでも取り組める、自己実現、自己表現の世界です。 声をだすことによって、体中が活性化します。 目で見た文章を声に替えて伝えていくことで、当然脳の活性化にもなります。 朗読は変身願望もかなえてくれる、最も取り組みやすい手段です。 あなたも朗読の世界では、凛とした女性にも、志高い武士にもなれます。 逆に、稀代の大悪党にも悪女にも、魔女にも、なれます。
朗読は耳を鍛えます
人の話をきちんと聞かない、私語をする、耳で聞いて思い描く世界が持てない、など現代人の問題が指摘されていますが、もう一度「耳」の感性を取り戻す手段としても、朗読すること、朗読を聴くことが有効です。 朗読のためには充分な下読みと内容理解が不可欠です。 読み手がきちんと理解した文章でなければ、読んでも聞き手には伝わりません。 朗読のための黙読を何回もくりかえすことで、読書の楽しみ も深まります。
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